2017年09月19日

あいつらの頭の中の消しゴム

昨日、今日と、映画の撮影現場に足を運ぶ。
・・・と言っても、別に配役されたわけではない。
エキストラの数が集まらないらしいと目にして、声をかけてくださいねと伝えただけだ。
実際、普段エキストラとかの募集とかがあっても、おいらは一切行かない。
ただ、知っている人が困っていそうなら、なんだって手伝うし、出来ることがあって時間が合うなら、やる。
そこに、プラスもマイナスもなく、損得もない。
普段、お客様から寺銭を頂いて舞台に立つ以上、簡単にエキストラとかは出来ないと思っている。
役者として呼ばれない限り、心は動かないわけで。
でも、目にしたからには、こういう時は、非常に簡単に当たり前に、やりますよーって言う。

ちなみに、その映画には、映っていたとしても、わからないはずだ。
そもそも、恐らくはピントが合ってるはずはないので。
誰にも気付かれない感じになっているので、もちろん、キャリアにすらならない。
なんだったら、自分でも見つけられない自信があるよね!ははは。

そんなわけで、セブンガールズ以来のプロの現場の、スタッフワークに見入る。
助監督が誰で・・・ああ、演出部の人だなぁ、アシスタントでも新人だなぁ。
照明さん、録音部さん、撮影部さん。衣装部さん、ヘアメイクさん。
その多様な動き、狙い、チェックしていく。
そして、待ってました、監督の演出。
どんな演出をするかなぁと思っていて、今日は間近で見れた。
せっかくだから、学ぶ。
いや、スタッフワーク学んでるんじゃないの?って思わないでくり。
プロの仕事、ほんで、映像現場の動き、その中で役者の役割。
そういうのが、外から見ると、わりにはっきり見えてくる。
あ、スタッフさんが求めている役者って、こうなんだなぁとかも、見えてくる。

・・・まぁ、好きなんだな。プロの世界の職人さんが。

役を頂いて、ギャランティが発生してとなったらさ。
それは、もう、命懸けじゃなきゃダメだと思う。
もちろん、ストイックになりすぎるのも、実は違うなと思うけれどもさ。
最低限、絶対にやらなくちゃいけないラインがあって、その上でエンジョイ出来たらベストだと思う。
でも、そういう居場所じゃないところで、現場を覗くというのはとっても勉強になるなぁと思った。
そもそも現場に行くまで、どんなシーンかも知らないし、シナリオも読んでいない。
事前の心構えも何にもない気楽な立場で、プロの仕事をしている人たちの中に入る。
それも野次馬ではなく、頼まれてなんだから、逆にありがたい話だ。
まぁ、ただ行くよりも、なんか、面白いものを探しに行った方がさ。えへへ。

まぁ、実は両日一緒に行った織田氏、今日はそこに2号も合流したわけで。
それで、面白いこともあったんですけれども。
まぁ、集合時間決めて、集まった時点でうるさいからね。
この道でいいのかよ!とか、喫茶店ねーのかよ!とか。
まぁ、面白いやり取りが色々あったのは、とりあえず、まぁ、良いとして。

一番の問題はですね。
まだ日の高いうちに今日は、終わったわけですけれども。
まぁ、ランチタイムが終わったねぐらいの時間ですよね。
台風一過で、こんなに暑くていいのかよって言う日だったわけです。
日陰を歩こうぜと歩いていたんですけど。
あの二人が、どっかは空いてると、わざわざ繁華街まで呑みに行ったことですよね。
完全に、優に5時間以上飲むことになったと思うんですけれども。
その後どうなってるかとか、想像もしたくないので、一切、連絡とってないですけれども。

仮に現場で何かを学んでも、あいつらは、忘れてます。間違いなく。
posted by 前方公演墳 at 01:09| 東京 ☀| Comment(0) | 小野寺隆一の前墳本当にあった事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月12日

ぶれいくあうと

シチューとかロールキャベツでご飯食べるのとかありえない!
・・・と、いつかの打ち上げの席でデビッドさんが豪語していたことを。
エンケンさんの、シチューオンザライスのCMを見るたびに思い出します。
ご飯で食べるどころか、しっかり、ライスにかけちゃってます。
どんな気持ちであのCMを観ているのだろう?と想像するたんびに。
・・・ちょっと、むずむずして、おしっこをしたくなります。

こんばんわ、小野寺さんこと、豚野郎です。

さて毎週書いてますけど。
様々な台本を持ち寄り、色々な芝居にTRYし続けています。
間違っちゃったりばっかだけど、学べます。
すっごい基本的なことに立ち返ったりも出来ます。

・・・なんですけどね。
もういい加減に、パターンが出来つつあります。
毎週毎週、同じことをやります。

まずですね。
台本のコピーが行き渡りますと。
金子さんと織田さんが、台本の文句をひとしきり言います。
なんだよこれー。うそだろー。どうやってやるんだよー。やりたくねえよー。
もう、必ず、毎週繰り返されます。
先週テンションの高いのをやった時は、こんなのやだよー。血管キレちゃうよー。って言って。
今週テンションの低い台本だったときは、物足りねぇよー。とか言い出します。
なんだったら、先週、こういうのやろうよ!とか織田さんが言ってたはずなのに文句を言います。
どうせ、やるんだから、言わなきゃいいのにって思うわけです。

その次にですね。
じゃあ、とりあえず、金子さんやろうか?っておいらが言いますね。
そうするとですね。
必ず金子さんが。
いや、ここはいつものように安藤さんからやってもらおう
・・・って言います。
最近は、「もう安藤さん、最初にやるつもりになってるんだから申し訳ないよ」とか言い出します。
だから、ちょっとパターンを変えて、今日は安藤さんから逆回りでやろうって言ってみましたが。
なぜか、地球の自転が逆回転になっちゃうかもしれないから、いつも通りにしよう!と言い出しました。
逆回転だと、安藤さんの次に金子さんになるわけです。
だから、2番目も必死で逃げ回ります。

で、始まりますとですね。
安藤さんのを見ながら、必死に金子さんがペンを走らせます。
何故かと言うと、漢字のフリガナを書いているからです。
以前にも書きましたが、第一水準の漢字でも書いていることがあります。

で、フリガナを書くと、少し落ち着いてですね。
次にやる人から、感想を言い始めます。
なるほどね。そういう感じね。
あー、そうなんだね。
と、金子さんと織田さんが、やけにうるさいです。
言えば言うほど、実はハードルが上がってることをいつも忘れます。

で、織田さんの番になってやるとですね。
必ず終わった後に。
あー、やっぱ、想像通りに出来ないもんだなー。とか。
ちぇっ、全然だめだー。とか。
聴こえる独り言を言いだしますね。

で、金子さんの番になるとですね。
それまでにやった人の色々なパターンを、パクりますね。
なんだったら、もう、恥ずかしげもなくパクりまくりますね。
あれ?それって、さっき、あの人がやってた間じゃん・・・みたいな。
しかも、デビッドさんがお昼から帰ってくるのが大体このタイミングですから。
デビッドさんから見たら、パクリじゃなくて、金子さんアイデアみたいになっちゃいます。
逆回転だと、これが出来ないわけですね。

あ、役者はパクってなんぼでもあります。
パクって自分の物にするのは、悪とはされてません。
それはそれで大事なことだし、良いものはどんどん取り入れるべきです。
ただ、今の稽古は、自分で構築したり、自分で世界観を創る稽古なのでちょっと疑問です。
やっぱ、そろそろ逆回転だな・・・。

そんなこんなで一周すると。
一服します。

で、タバコメンバーは。
ひとしきり、愚痴ります。
さて、どうすっか・・・ってなります。
でもまぁ、やる以上、そこに自分なりのテーマを探さないと勿体ないです。
なので、わりに、真剣に煙草をくゆらせながら、話します。
中野の圭君とか、真面目な顔で、考えたりしてて、爆笑物です。

そして。

じゃあやるか!
と、2周目に向かって歩き始めます。
その後ろ姿はまるで、自分の体の何倍もあるドラゴンに立ち向かう勇者の背中のごとしです。
1周目は恥をかくけれど、2周目は何をやるか意思を見せていかないと、軽蔑されそうだからです。
何も変わってなかったら、まるで犯罪者扱いになること必至だからです。

そうやって。
毎週疲労して、酒をあおります。
いつの間にか、馬鹿話になって、笑ってバイバーイって感じです。

・・・いかんな。
パターンをぶっ壊さないとな。
パターンやら固定観念をぶっ壊すとこまでやれたらいいもんね。

勇気を出して、ご飯にシチューをかけるように。
固定観念をぶっ壊すのだよ!!!
posted by 前方公演墳 at 01:44| 東京 ☁| Comment(0) | 小野寺隆一の前墳本当にあった事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月05日

サティコの視点

なんか、情勢がおかしいですね。
楽観はせず、気を重くせず、ちゃんと知っていこうと思ってるです。

どもども。MVPの小野寺さんです。
やったぜー。わーい。

毎週毎週、飽きもせずに、稽古にいそしんでおります。
正直、役者って、錆びると思うんですよ。何もしていないと。
もちろん、何回か稽古をすれば、感触を思い出したり、色々良くなっていくんですけれど。
でも、急に明日芝居してって言われたときに、普段稽古してないと、まず錆びついてると思うな。
特にテクニカルな部分、組み立て、感情の繋ぎ方、感覚、それとスピード感。
実際、芝居していると、本当に0.01秒とかの時間感覚で、役者同士の感情の交換が起きます。
あれが、ブランクが少しでもあると、自分の場合は、ハッキリとにぶるんだよなぁ。
鈍らない部分もあるけどね。芝居脳とかは。
多分、普段から芝居のことを考えたり、観劇したり、ドラマ見てるだけでも芝居脳は鍛えられるから。
反射神経的な部分と、思考は、やっぱり違うんだなぁと思う。

さて、そんなわけで、鈍らないようにではなく。
ちょっと、もう一度芝居の稽古を一からやろうぜ!って、良い年こいてやっとるわけですけれども。
昨日の稽古では、二人と絡んで、ああ、よきパートナーだったなぁと思う次第です。
意志の交換を確実に出来た。
MVPに選んでくれた、サティコと演じた時の「間」は、完全に目が合って、意志疎通できてた。
ああゆう時、芝居になった!って感じる。
そして、そのポイントが、思った以上に的確だったのも、とてもよかったのです。

さて、そんなサティコ。
最近は、稽古後に飲みに来るメンバーが、少人数化してるんですね。
それぞれ、用事があったり、高橋2号が怖がって逃げまくったりしてるので。
まぁ、多い時もあるんだけど、少人数の時も、ちょこちょこあるわけですよ。
で、織田氏とサティコと昨日は3人で、呑んでたわけですけど。
まぁ、少ないツマミで、安い居酒屋でボトル入れて、延々と芝居の話をしているって言うね。
ちょっと視点を変えると時代錯誤な演劇青年かよ!みたいな飲み方です。

で、サティコっていうのは、劇団で演出助手をしています。
元々、座長の仕事!みたいな感じだったんですよ。
その頃は、座長も毎回公演ごとに変えていたんですね。大人数でしたし。
今回は、お前が作品を背負え!みたいな、妙な責任感がありまして。
その責任感の一つが、演出助手だったわけです。
ちなみにおいらは、自分が座長の時も、もう一人にやってもらいましたけど。えへへ。
今は、座長を固定しような感じになって以来、もう、サティコにお任せなわけです。

役者をやりながら演出助手って大変なわけですけれども。
実は、大変でありながら、特等席でもあるわけです。
誰よりも演出家のそばで、演出家の言葉を聞けます。
演出意図も、他の役者よりも明確に見えてくるし、演出家の言葉の意味も人より理解できるようになる。
それに、全てのシーンで演出家の言葉をメモして台本に書き込んでいるわけで、作品全体を理解できるのです。
まぁ、休みたいときも休めないし、自分の出番直前でもメモしたりだし、死ぬほど大変だけど。
大変だけど、役者としては、大きなご褒美のようなものもあるわけですね。

で、自然、サティコは演出助手的な視点を持つようになってきましてね。
ここ大事なのだけれど、演出家の視点ともちょっと違うんですね。
演出家の視点は、やっぱり客観そのもので、お客様の視点を想定しているわけですけれど。
演出助手の視点は、客観している演出家の意図に則しているのかどうか?っていう視点なわけです。
なんか、わかりづれーな。
むしろ、演出家が演出したけど忘れちゃってるような細かい部分とかにも、拘ったりします。
ここがね、とっても、面白い視点だなぁって思うのですよ。
第三の視点だよなと。
演出家は演出意図に沿っていれば問題ないと思っても、演出助手は演出通りを求めるわけです。そういう違い。
全体感だとか方向性を演出家が観ている中、ミニマムなところまで気を回してくれているわけです。

そんなサティコと呑んでいるとですね。
面白い視点だなぁと思うことがちょいちょい出てきます。
役者だけの視点とはやっぱ違うし、刺激になるし、自分のためになる面白い言葉。
それに、演出家でもないから、一意見として聞けるという。
で、今週の稽古で、サティコの視点が面白かったんですよ。

あのね。
セリフがあって、それを役者が言っているわけですけれども。
そこにどんな感情が。どんな流れが、組み立てがあるのかって見そうなものなのですけれど。
サティコ、完全に、セリフを言っていない方の役者が、どんな受けをしているか観ていたんですね。
あな恐ろしや。
そのセリフをどう受け止めるんだ、君は?と、役者たちを見ていたわけです。
まぁ当たり前なんですけど、そのシーンのピークって言うのは一か所ですね。
その一か所で誰が喋ってるかなんて関係ないです。
そこは登場人物全員でピークを作らないと成立しないです。
で、むしろ、セリフを口にしている役者の方がピークを作りやすいです。
本当に難しいのは、それをどう周りが受けるかなわけですよ。
そこをね。観ていた。
やるよね。

で、言うわけです。
涙が流れるような芝居って、本当は誰かの言葉を聞いた時なんじゃないかって。
自分がセリフを言っている時に、涙が流れるって言うのは、よっぽどの時だよと。
確かに、現実世界を思えば、そういう場面の方が多い。
さすがさすがなのです。
特に客観ではない主観の役者は、芝居に酔って自分のセリフで泣いちゃったりしがちなわけですけど。
結構、そういうとこ、冷静にサティコは観ているわけですよ。
あな恐ろしや。
そして、その視点は、やっぱ面白い。
正しい正しくないとかじゃなくてね。もう、面白い。

いやあ。
気を抜けないです。
今の稽古は、それぞれの視点の中で、恥をかき続けているわけでして。

これでうまく伝わるかなぁ。
サティコの視点。
なんか、心許ないんだけれど。

助かるわけですよ。
posted by 前方公演墳 at 01:45| 東京 ☁| Comment(0) | 小野寺隆一の前墳本当にあった事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする