2018年05月21日

カクシゴト終演

劇団前方公演墳 20周年記念企画

「カクシゴト」

2018.5.16-20 全7ステージ

OFFOFFシアター@下北沢

無事終演いたしました。

ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。


日曜担当サティコが書き始めた時点でまだですけど。

なんとか、書いているうちに先を越されないように書くつもりです。


「おめでとうございます」の木田さんこと、月曜担当小野寺さんです。


本公演では、何と言いますか、新しい関係性に囲まれた公演でございました。


音楽の吉田トオルさんと、音響オペレーションである自分の関係性。

音響オペレーションのすぐ隣で、照明操作をする河上賢一さんとの関係性。


同じ役者でありながら作・演出をした、金子透との関係性。

主宰のデビッドさんとの、作品に向かう関係性。


自分の作品に出演した3人の女優との共演者としての関係性。

そして、演出としての関係性。


各3作品に対する関係性。

興行全体に対する関係性。


役者としてお客様に観ていただく関係性。

作家としてお客様に観ていただく関係性。

演出としてお客様に観ていただく関係性。


その全ての関係性の中で、自分の出来ることに誠実であろうとした公演でした。

少しだけでも心地よく感じていただけたなら、幸いです。


「演者」という作品に。

えぐい・・・とか。

視点がこわいから!・・・とか。

聞いたりもして。

ああ、つくづく自分は、デビさんと違う、ニヒリズムを抱え込んでいるなぁと自覚した次第です。


「Amanda」も。

「演者」も。

「遠くへ行ってみましょうか。」も。

全ての作品を稽古場でも。本番のブースでも、目撃、体感して。

全ての作品が、今となっては愛おしく感じております。


全ての人に感謝して。

本日から次への一歩に進もうと思います。


皆様、ありがとうございました。

20180515_120110.jpg
つづき
posted by 前方公演墳 at 19:38| 東京 ☀| Comment(0) | 小野寺隆一の前墳本当にあった事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月15日

「カクシゴト」公開直前小屋入り!

さて、いよいよ小屋入りしました。
劇団前方公演墳20周年記念企画「カクシゴト

搬入して、セットを組んでいきます。
工夫の利いた今回のセット。
普段は余りやらないことをやりまして・・・。
事前に図面で説明してあった、役者陣も出来上がると同時に声が上がるという。
ああ、こういうことだったのか!っていう感じで。
口で説明するよりも目で見ないと、わからないデザインと言うのもあるのです。

照明さんが次々に吊りこみをして行くのですけれども。
その灯体の数に、ちょっと驚き。
え?こんなに仕込むんだ・・・。
しかも、あれもあるし、これもある。
3作品分の工夫があるから、きっと照明スタッフのお手伝いさんたちも、どんな作品だろう?って思うだろうなぁ。
カラーの違う作品が3本あると、照明もバラエティがあるのです。
作品ごとに、効果的な照明があるのを横目で確認していました。

音響仕込み。
スピーカーを吊りこんでから、パッチ板で繋げていきます。
パッチ板というのは、ミキサーのINやOUT、アンプのINやアウト、スピーカーINなどなど。
全ての入出力が、一つの板にまとまっている状態になっているんですね。
もちろん、絶対に差してはいけない繋ぎ方もあるので、それぞれ、ジャックの形状を変えてあります。
3PINと4PINだったり、オスメスで、区別してあって、一応間違わないようにはなってます。
でも、ここをお願いしておくと、いつもどういうわけか音が出ないので、今回は自分でやりました。
後ろで織田君が、ジャックを指すたびに、ええ!?そこじゃないんじゃね?とか口を出しまして。
全部無視しましたけれど、一発正解で音が出た時は、ほっとしました。
いつも、音が出なくなる理由が良く分かりました。

気付いたら、いつも舞台監督をしてくださる青木さんが覗きに来ました。
セットで、手間のかかることをしているのを見て喜んでいました。
気付けば、あそこはこうしますか?と、ちょっと手伝ってくれていて。
ハッ!と思って観たら、腰道具を付けて、脚立に乗ってました。
そう言えば、スピーカーも吊りこんでくださったのですけれども。
吊り替えの時、がっつり締めてあって、ああ堅実な仕事をするぜと、感心。
差し入れまで含めて、ありがとうございますっ!

大まかにはほぼほぼ予定通り、セットが上がり、照明も吊り終え、絵作りに入り。
デビッドさん登場と共に、音のゲージを取ります。
音色を聞いて、多少のEQ処理をして、それでもどうしても減衰しやすい音を補強するのにスピーカーを吊り替えして。
それぞれの音と、役者のセリフのかぶる部分をチェックしました。
役者の生声と、スピーカーから出力される音源の、生のミックスを、生の耳で確認する。
そこは、デビッドさんの仕事です。むしろデビッドさんが聞いて、いつもは自分が上手客席や下手客席をチェックします。
スピーカーそばなんかだとバランスが狂ったりするので・・・。
でも今回は、デビッドさんが一人で。
一応、スケジュールが順調なので、全曲チェック完了。
ざっくりではあるので、細かい部分は、お客様が入ると音が吸われたりする分は微調整で。
細かい、フェーダー操作は、ある程度まではお任せ。そこは勇気かなぁ・・・。

細かいシュートが入って、シーン灯作り。
並行して、デビッドさんのいつも通りの、美術直し。
いつもの風景が続きました。
退去時間ギリギリまで行くこともなく、今日のスケジュールはすべて完了。

どう考えても、明日の方がきついんだろうなぁ。自分は。
今日はそれぞれの係分けで、休める時間もあったけれど。
舞台は総合芸術。
明日からは、照明と音と芝居をミックスした形での信仰。
まぁ、そこはそこで。やれるだけやりまっしょい。

少しでも一つでも、良き舞台になるように。
大丈夫。ちゃんと、こうなると想定していた。
ここからだんべ!

初日も、まだ予約できますよー。
皆様、ぜひぜひ、カクシゴト、お楽しみに!
舞台セットも、照明も、音響も、もちろん、役者も作品も!
全てが注目でございますっ!

追い込め!追い込め!



「カクシゴト」詳細
チケット予約はコチラ
2018年5月16日(水)~20日(日) 全7ステージ
前売3000円 当日3500円
チケット発売日 2018年3月27日(火)

TIME TABLE

2018年5月16日(水) 19:30開演
2018年5月17日(木) 19:30開演
2018年5月18日(金) 19:30開演
2018年5月19日(土) 14:00開演 18:00開演
2018年5月20日(日) 13:00開演 17:00開演


『遠くに行ってみましょうか。』

作・演出
デビッド・宮原
出演
織田稚成、中野圭、有賀さやか、斉藤みかん、坂崎愛、高橋2号

結婚を目前に控え、幸せ絶頂のトミオは、
妻になるマツコに、言ってはならない秘密を、思わず明かしてしまう。
その場はなんとか収まったように見えたが、
事態は最悪に向かって転がり始める。

そして結末は、、、
これから書きます。


『Amanda』

作・演出
金子透
出演
安藤聖、斉藤和希、佐野みかげ、堀川果奈 / 金子透

町に馴染まれている塗装工は、20年間 、ある物体を大切に育ててきた。
ある日、記念撮影をしに森に行くと、ぞくぞくと現れる町民と中井さん。

その物体をめぐりそれぞれの思いが交錯するなか、事件は起こった。

これは、とある町を愛する人たちのバカみたいな一途なお話。


『演者』

作・演出
小野寺隆一
出演
河原幸子、広田あきほ、藤井直子 / 小野寺隆一

昭和20年春、終戦直前のとある漁村。
島田家に嫁いだ3人の女たち。

長男の嫁、智恵は気を病んでいた。
三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。
次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。
「演じているのですか?」

魔物が現れて、夕焼けが本心をさらけ出す。

posted by 前方公演墳 at 03:23| 東京 ☀| Comment(0) | 小野寺隆一の前墳本当にあった事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月07日

辻褄なんていらねえ。

さて、いよいよ目前に迫ってまいりました
劇団前方公演墳20周年記念企画「カクシゴト
週末のお席からなくなっているようです。
1回の座席数が少ない劇場になりますので、いきなりSOLDになる場合もございます。
どうぞ、皆様、お早目のご予約をお願いいたします。
どうしても時間の都合が読めない皆様。
今回、なんと平日公演が19:30からといういつもよりもスタートが遅かったりします。
各回当日券は必ず用意してございますので、ぜひぜひ、ご来場いただければ幸いです。

こんばんは。
月曜担当の小野寺さんです。

次のブログはもう開幕直前ですよー。
作/演出、作品、チーム紹介を終えて。
今日はそれぞれな稽古をお伝えします。
えっと、稽古レポは色々な人が書いてるので基本的に別の角度で。

いよいよ仕上げの段階でございます。
細かい演出であったり、むしろ全体感をもう一度確認してみたり。
各班ごとに様々に取り組んでいます。
もう全体稽古になっているので、全員が全作品の稽古にさん・・・かするはずですけど。
なんか、どっか行ってるヤツいたなー!おい!!
まぁ、でも、基本的には全体稽古。
一つの興行として全体感を感じながら各々の作品に参加するというわけです。
他の班の稽古や芝居を観ても、参考になるというわけです。

後半には、それぞれの通し稽古をしまして。
でも、まだ、3作品繋げての通し稽古じゃないんですね。
個人的には繋げてやりたかったんですけれども。
まぁ、各班、通してからのダメ出しなどをやって、ブラッシュアップするとのことで。
作品ごとに通しては一旦、インターバルを入れるという形でした。
でも、次の通し稽古ではぶっ通しですね。
繋ぎも含めての通し稽古になる。
より、全体のイメージを感じながらの芝居になっていくかと思いまする。
基本的に自分の芝居に集中するわけですけれど、やっぱり同じ興行ですから。
例えば、お客様の客席の温度とか、作品ごとのパスであるとか、そういう部分も大事なのであります。
ああ、この作品の後、この音楽が流れて、こういう感じの空気になるんだな・・・と知っているだけで。
それは、やっぱり、作品の力になるわけです。

全体稽古の前から基本、全作品の稽古を見学してきたのですけれども。
まぁ、そういう最初からとか、途中経過とかは全部すっとばします。
この本番直前、どんな稽古が繰り広げられておるのか・・・。
それぞれの班で違い、見学しておくだけで、為になるやつなんで、ごしょーかいしておきます。

・Taem Amanda
金子さん、なんだか、いつからこんなにやる気になったんだよ!ってツッコミたくなる感じなんですよ。
むしろ、デビッドさんが、立場だけでこんなにやる気になるとは・・・と驚いてましたので。
いつもは、自分の出るシーン以外はあんまりよくわかっていない金子さんなんですけれど。
今回は、なんと、予習復習ことかかないのです。
稽古をスマフォなどで撮影して、それを家で観て、徹底的にメモしてきます。
稽古場に集まると同時に、そのメモを観ながら、全員に色々な演出、指示を出していく。
直しが必要な個所は立ってその後やるわけです。
それで、最後の通しも、やっぱり撮影して。
また帰宅してからビデオ見ながらメモ魔になるのだと思われます。
昨日の稽古では音が入って芝居が良くなってるよ!と興奮して言ってました。
まぁ、音が入って、一番テンションが上がっていたのは金子さんなんですけれど・・・。
多分、金子さんを知っている人ほど、信じられないと思うんですけれども。
最初で最後だからな!というこの熱心な取り組み。
この稽古が、どんな本番を迎えるんだろうなぁって、実は、おいらが楽しみにしているわけです。
・・・本番に入っても続くかもしれないなぁ〜。

・Taem ENJA
ここからやって〜って言います。
でも、どこまでやるかは言いません。
だから、常に準備が必要な感じにしています。
一度は、まさかそのまま最後まで通すというのもやったり。
止めないのかよ!って突っ込まれましたけど。終わってから。
基本的に、ここから・・・っていうのはちゃんと決めます。
いや、ここの最初からにしよう!とか。
役者って直しを入れるとその直前からやりたがっちゃうんですけれど。
流れでやってみたら不自然なこともあったりします。
直しを入れた影響が、その次の次のページに出たりすることもあります。
これはきっと、役者をやっているおいらの感覚的なアレです。
本当は直前からでもいいのかもしれないんですけども・・・演出的には。
それが普通ですし。で、直したところまででいいのかもしれないですし。
最近は、役者たちが慣れてきて、止めない限り、どこまでも続きます。
そんなわけで、一番、止めない稽古をしています。
流れを観ている感じです。

・Team DAVID
まぁ、いつもの稽古です。
いつもと違うと言えば、そういえばデビッドさんに演出助手がいません。
いや、やりますか?って言ったんですけど、短いからいいよって。
実際、ざっくりとはいえ、デビッドさん、自分の演出をちゃんと記憶してます。
あれ?そんな演出つけたっけ?って速攻、言ってます。
役者はその分、演出を落とせませんなー。ほほほ。
まぁ、でも短い分、いつもの舞台よりも、ずっと早く台本が上がりまして。
当然、覚える流れも短いわけですから、役者それぞれ個人の稽古が鍵を握ってます。
デビッドさんが、突き放すところは突き放すので。
そこは、役者の仕事だろ!って言われちゃうので。

で、昨日の稽古でシビレたのはですね。
デビさんが、演出を付けたんですね。さらっと。
で、織田さんが、え?いや、それだと、辻褄合わないんですけど・・・って言ったんですね。
それに対してのデビッドさんの一言。
「むしろ辻褄なんていらねえ」

これは、すごいです。すごすぎるわけです。
どうしても、金子さんも小野寺さんも役者の生理であるとか気持ちを考えてしまう。
でも、やっぱり、そこはデビッドさんは、違う。
「お前、その演出が自分で創ってきた感情と辻褄合わないとかは、お前が裏を作って違和感取れよ!」
って意味ですよ。
ああ、これは言えないわ。やっぱ、すげえわ。シビレるわと。
まぁ、そこは、流石は、織田さん。いや、織田メンバー。
すぐに察して、「あ、はい。大丈夫です!」と答えていたわけです。
かくして、役者たちがちゃんと自分で演出通りにやって、かつ、その演出の裏を創ってこいや!って稽古です。
演出は段取りを組む。役者が段取りにちゃんと裏を創る。
いつも通りなんですけれどもね。
ここは、やっぱ、そのデビさんの作品と並ぶっていうのを考えたり、勉強になったりです。
また、この人の演出受ける日が近いことを思うと、震えますぜ。


はい。
最後だけちょっち長くなりましたけれど。
直前の稽古はこんな感じで進みました。

ね?稽古風景までそれぞれでしょ?
これ、実は、今までの公演で一番贅沢なのかもしれません。
なんというか、神髄のようなものが見えちゃうんじゃないかって思います。

どうかどうか、皆様とお会いできるといいなぁと。
心からお待ちしている次第でございます!



「カクシゴト」詳細
チケット予約はコチラ
2018年5月16日(水)~20日(日) 全7ステージ
前売3000円 当日3500円
チケット発売日 2018年3月27日(火)

TIME TABLE

2018年5月16日(水) 19:30開演
2018年5月17日(木) 19:30開演
2018年5月18日(金) 19:30開演
2018年5月19日(土) 14:00開演 18:00開演
2018年5月20日(日) 13:00開演 17:00開演


『遠くに行ってみましょうか。』

作・演出
デビッド・宮原
出演
織田稚成、中野圭、有賀さやか、斉藤みかん、坂崎愛、高橋2号

結婚を目前に控え、幸せ絶頂のトミオは、
妻になるマツコに、言ってはならない秘密を、思わず明かしてしまう。
その場はなんとか収まったように見えたが、
事態は最悪に向かって転がり始める。

そして結末は、、、
これから書きます。


『Amanda』

作・演出
金子透
出演
安藤聖、斉藤和希、佐野みかげ、堀川果奈 / 金子透

町に馴染まれている塗装工は、20年間 、ある物体を大切に育ててきた。
ある日、記念撮影をしに森に行くと、ぞくぞくと現れる町民と中井さん。

その物体をめぐりそれぞれの思いが交錯するなか、事件は起こった。

これは、とある町を愛する人たちのバカみたいな一途なお話。


『演者』

作・演出
小野寺隆一
出演
河原幸子、広田あきほ、藤井直子 / 小野寺隆一

昭和20年春、終戦直前のとある漁村。
島田家に嫁いだ3人の女たち。

長男の嫁、智恵は気を病んでいた。
三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。
次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。
「演じているのですか?」

魔物が現れて、夕焼けが本心をさらけ出す。

posted by 前方公演墳 at 21:41| 東京 ☔| Comment(0) | 小野寺隆一の前墳本当にあった事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする